たちばな

                   
狼と香辛料〈16〉太陽の金貨〈下〉 (電撃文庫)

ここ数年で1、2を争う傑作でした。
大商人も周りにいるけど、ロレンスは所詮行商人というポジションがいい。主人公だけど、身の程を知ってその中でやれることをやればいいんだというか。ロレンス的な自分はたいしたことない(でも普通ではない)けれどすごい人が周りにいっぱいっていう状況を私も目指しているところがあるので、身にしみて読みました。

あと何だかんだまだ夢見がちな身としては「変えられないこともある」ということを思い知りました。諦めろってライトノベルに言われるとは。でもやっぱりロレンスは主人公だから、諦めと冒険を絶妙のバランスにして描いちゃってるわけですよ。巧すぎる!

最後の「金金金、しょせんは金がものをいうのだ」でいったん鎮めてからの盛り上がりも素晴らしいし、あとがきでこの作品で目指してたとこを軽く触れられてたのもすごいと思いました。今後の支倉凍砂に期待せざるをえないではないか。さすがこの作品の作者だけあって上手く期待させるなあと思ってしまいました。まさに商人。

とにかく学ぶものが大きかったです。もう少し読み込もうと思います。
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