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山田風太郎の青年時代、1945年の日記です。ずっと前に祖父から借りて、読んでは浮気し、読んでは浮気しを繰り返して数年かけて読み終わりました。三浦しをんのエッセイに載ってて面白そうと思っていたところ、祖父の本棚にあったのでそのまま借りた次第です。
戦時中から終戦、戦後すぐの日本の暮らしや日本人の考え方の一端が分かって面白かったです。戦後数ヶ月でアメリカ軍人が日本人の中で好意的に浸透したところなど、我々のアメリカ贔屓の始まりのように感じました。あとは当時医大生だった筆者の読書歴を見るにつけて我が身の情けなさを思ったり。私が思っていた戦時中の暮らしとは結構異なりました。想像していたような暮らしをしていた人もいたのだろうし、戦地ではまたかなり違っていたのだろうけど。戦争を考える本としても読めるし、今とは違う時代の日記というだけでも面白いです。
おすすめします。
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